長久保食品│長久保のしそ巻
創業より変えない、ふるさといわきの味
昭和の初め、長久保ツネさんは、雑貨商を営むかたわら、自作の漬け物も販売していました。

写真:長久保ツネさん
1年塩漬けした大根を一つ一つ丁寧にしそを巻いた自慢の「しそ巻」。
店頭に並べたところ大変な評判となり、
各地からお客様が「しそ巻」を求めて訪れました。
このころのいわき地方は常盤炭鉱の最盛期。
炭坑で働く人々も「しそ巻」が大好物。
リヤカーを引いて毎日のように炭坑に届けていたといいます。

当時の八仙炭鉱住宅(いわき市湯本町)
やがて、隆盛を誇った常磐炭坑も閉山の時を迎えることになり、炭坑で働く人々は、全国各地に移り住んでいきましたが、
時代は変わっても「長久保のしそ巻」は今でも当時と変わらない味を守り続ける、
いわきの味として愛され続けています。
